成功失敗

今回は取り急ぎ、タイトル通りのエラー解決法について。日本年金機構の“届書作成プログラム”を利用するにあたり、過去に経験したことのないエラーに見舞われました。正直、取り乱しました。鳥だけに。いや人間ですけど。

届書作成プログラムの導入方法については、前回の記事『【算定基礎届】“届書作成プログラム”の初期設定 事業所番号の調べ方』で詳しく取り上げましたので、そちらをご覧いただければと思います。

ちなみに、今回のエラーが発現したパソコンのOSは「Windows7 Professional SP1(64bit)」です。

〔6/20追記〕
「Windows8.1 Pro(64bit)」でも同様の現象を確認しました。
〔6/21再追記〕
「Windows10」においても同じ方法で対処できたとの情報をいただきました。コメント欄にて情報をお寄せくださった“あなこんだ事務”様、ありがとうございました。)

被保険者情報をCDから取り込む際のエラー

算定基礎届の提出に先立って、年金事務所から送られてくる関係書類。その中には、磁気媒体届書作成用データが収録されたCD(ターンアラウンドCD)が同封されています。

ご存知のように、そのCDを用いて届書作成プログラムに被保険者情報のデータを取り込むわけですが…今回はいきなりそこでつまずきました。

取り込むデータが見つからない!というか、ファイル自体のエラー?

エラー 0x80004005:エラーを特定できません

コピーエラー

Windowsさんが「予期しないエラー」「エラーが特定できません」のお手上げ状態なのに、しがない事務員にどうしろと。案の定というか、エラーコードの名の通り、検索しても要領を得た結果はナシ。前例が見つからないということは、届いたCD個別の問題か…?

「ははーん…これは、年金事務所から送られてきたファイルがおかしいに違いない!」
「いまだかつてこんなトラブルはなかった!どうしてくれる!」
「業務に支障が出たぞ!なんとかしろ!」「金返せ!」

そんな考えが頭をよぎり、焦って年金事務所に突撃しようか悩むこと小一時間。もちろん金など一銭も払っているわけもなく、とんだ言いがかりなわけですが…それくらい、何か言ってやらなきゃ収まらん!ぷんすか!日常業務そっちのけで、テンパっておりました。

ひとまず突撃は思いとどまり、あれこれ調べているうちに、なんとか解決するに至りましたので、そのエラーと解決策について残しておきたいと思います。

届書作成プログラムでデータの取り込み

まずは通常通りにデータ作成の手順を踏んでいきます。さっそく届いたCDからデータを取り込むため、届書作成プログラムを起動します。

算定基礎1

「データを取り込む(T)」から「年金事務所より提供された被保険者データの取り込み」をチェック、パスワードを入力したら「取り込みファイルの指定」の[参照]をクリックします。

算定基礎2

「ファイルの場所(I)」でCDを読み取るドライブを選択。(参考画像では「DVD RWドライブ(E:)」を選択)

取り込みエラー

すると、出てきた表示は「検索条件に一致する項目はありません。」指定されたファイル名(ファイルの種類)は「DTA」です。

まあ、ここまでは過去に経験済み。想定の範囲内。送られてきたCDそのままではデータを取り込めないようなので、まずはCDに収録されているファイルを開いてみます。

被保険者情報CD内のZIP形式ファイルを解凍する

Windowsのスタートメニューから「 PC(Windows8.1以降) 」もしくは「コンピュータ(Windows7)」をクリック。XP世代には「マイコンピュータ」という名称の方が馴染みがありますね。その方がややこしくなくていいのに…

まあ昭和生まれの愚痴はさておき。キーボードショートカット【[Winキー]+[E]】でも呼び出せます。

算定基礎3

CDのドライブを開くと、ZIP形式に圧縮された「SHFD0039」なるフォルダがあります。

算定基礎4

DTAファイルとして検出されなかったのは、ZIPファイルが解凍(展開)されていなかったからのようです。

そこでさっそくダブルクリックで開きます。中にあったフォルダを開くと、お目当てのDTAファイル「SHFD0039 」が見つかりました。ちょろいものです。さーて、ダブルクリックして開いちゃうぞー^-^

zipエラー

…あれっ?

圧縮(zip形式)フォルダー エラー
展開を完了できません。
展開先ファイルを作成できませんでした。

ディスク上のファイルには直接アクセスできないのかと、デスクトップにコピーを試みるも…

コピーエラー

冒頭にあげたエラーが出現。調べてみたところ、元のファイルが壊れていると、このメッセージが出ることがあるとか…

そんなこんなで先ほどの「おら、年金事務所!出てこい!」の流れに。危うく一触即発、モンスタークレーマーになりかけたひよこおじさん。

しかし!事務リーダーは経験則で知っている…なにかトラブルがあった時、その原因の大半は事務リーダー自身のやり方にあることを。

特に相手が公的な機関ならなおさら。 何重にもチェックされて届けられたCD、間違いがある可能性はかなり低い。勢い勇んで問合せたはいいが、あっさりとしょーもない解決策を提示されて恥をかくのはもうイヤなんだよ!(トラウマ)

というわけで、もう少し詳しく原因を探ってみます。すると、もう一つの可能性を発見。結果的にはそれで解決しました。今回のファイルエラーの原因は…

圧縮解凍ソフトのバージョンが古かった(?)為でした。

ZIP解凍ソフト『7-Zip』

事務リーダーはこれまで、ZIPファイルの解凍に関して困った経験はありませんでした。XP時代は「Lhaplus」を使っていましたが、Windows7のPCに乗り換えてからはWindows標準の機能で十分対応できていました。

ところが「Windows7に標準搭載されているZIPファイルの圧縮・解凍機能は万能ではない」との情報これあり。ファイルを圧縮したソフトに対して、解凍(展開)用のソフトのバージョンが低い(古い)場合、十分に解凍できないことがあるようです。

そこでこの度、定番の圧縮・解凍フリーソフト『7-Zip』を使ってみました。

7-Zip 高圧縮率のファイルアーカイバ(圧縮・展開/圧縮・解凍ソフト)

インストールが完了したら、さっそくファイルを解凍してみます。

〔6/21再追記〕
OSによっては『7-Zip』のインストール後に再起動を求められることがあるようです。Windows10において、再起動が必要だったとの情報をいただいております。必要に応じてご対応ください。

まずはCDのデータ(ジッパー付きのフォルダ「SHFD0039」)をデスクトップあたりにコピーします。それからファイルを右クリックします。

右クリック

ここだけ7標準の見た目になるのは気にしないでください。普段は趣味でXPスタイルにしてるだけなんです…

[7-Zip]⇒[ここに展開]をクリックするとパスワード入力画面が出てきます。

解凍パス

日本年金機構から、算定基礎届関係書類とは別に届く「被保険者情報CDのパスワードについてのご連絡」に記載されたパスワードを入力して[OK]をクリックします。

パスワードのご連絡

あとは、届書作成プログラムからデータの取り込みへと進めば、今度はデスクトップ等に展開されたフォルダから「SHFD0039」ファイルが選択できるようになっているはずです。

[参照]からファイルを選択して[OK]をクリックすれば…

取り込み結果

無事にデータの取り込みに成功しました。

〔7/3再再追記〕
日本年金機構からの案内を元に『7-Zip』以外の対応ソフトウェアについて補足しました。詳しくは当ブログの記事『【届書作成プログラム】被保険者情報CDデータ復号可能ソフト一覧』をごらんください。

届書作成プログラムに被保険者情報を取り込む時のポイント

  1. データは解凍(展開)しないと取り込めない
  2. Windows標準の解凍機能では不十分な可能性がある
  3. 焦って喧嘩腰のクレームを入れない

以上です。通常通りの手順で解凍しても、一見問題なくファイルを展開できているように見えるのが曲者ですね。

詳しい手順は本文をご覧になってください。日々の業務お疲れ様です!

「サラリーマン」カテゴリ参加中!

↑この記事いいね!と思ったらクリックお願いします。